忙しい毎日の朝。朝食を食べるぐらいなら、身だしなみに気を遣ったり、あと5分寝ていたい。
ダイエット中だから抜いちゃおう。そんな気持ち、よく分かります。
朝食を食べずにいても大丈夫なのでしょうか?
朝食を食べないメリットとデメリットについてまとめていきます。
朝食を食べないメリットは?
朝食を食べないメリットとしてはこちらになります。
◯摂取カロリーを減らせる
こちらはメリットになるかどうかは、微妙なところでしたが、一応一食食べなくなるのでカロリーは減らせるというところでメリットとして入れさせてもらいました。
そのあとに爆食いしてしまう可能性もありますが。
◯腸を休ませることができる
胃腸は約7~8時間でものを消化するので、もしあなたの3食のスパンが8時間より短ければ、あなたの胃腸は不眠不休ということになります。
それを休ませることによって、身体の機能を取り戻し、感覚を鋭敏にすることができます。
ちなみに「宿便」という腸の内側にこびりついた汚れのようなもので、普通の便よりも真っ黒でくさいものです。
この宿便を放っておくと、便秘をはじめ、吹き出物・肩こり・食欲不振などを引き起こします。
そして、たまった老廃物が腐敗して大腸ガンの原因となったり、非常に厄介なことになります。
腸を綺麗にすれば、これらの心配はなくなります。
ですので、腸を休ませることは大切になります。
朝食を食べないデメリットは?
◯空腹が長く続くとインスリンが大量分泌、かえって太りやすくなる
朝食を抜いて空腹時間が長く続くと、ついついドカ食いをしてしまいます。
それは次の食事までの時間が長くなればなるほど、血糖値が低い状態が続くので、脳が強い飢餓感を感じて、食欲のコントロールができなくなるためです。
この状態でたくさん食べてしまうと、下がっていた血糖値は一気に上昇してしまい、血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌されてしまいます。
インスリンは脂肪を合成させる働きもあるため、朝食を抜くとかえって太りやすくなってしまうのです。
◯体温が低下しエネルギーを燃焼しにくくなる
体温は食事を摂ることで保たれるので、食事を抜くことで体温が低めになります。
たとえば人間の身体は、体温が1℃低下するだけで基礎代謝が約13%も下がるといわれています。
つまり食事を抜くと、身体は省エネモードになり、脂肪が燃えにくい身体になります。
とくに起きてから時間が経っていない朝は体温が低くなりがち。
それにもかかわらず朝食を抜いてしまうと、体温を十分に上げることができなくなるため、エネルギーが消費されずに、身体に脂肪がためこみやすくなってしまうのです。
◯エネルギーをとらないと筋肉量が減る
朝食を抜いて空腹時間が長くなると、脳に糖分を送ることができないため、肝臓で蓄えられたグリコーゲンが使われます。
そして、この肝臓のグリコーゲンが尽きると、次に筋肉をエネルギーに使うよう指示するようになり、筋肉量の減少が起こります。
筋肉は身体の中でエネルギーとして脂肪を使用する、ダイエットには必要不可欠な部位。
筋肉量が減ってしまうと基礎代謝が低下するため、今までと同じ食生活をしていても太ってしまうようになります。
そこで太ったからとまた朝食を抜くと、さらに筋肉量が減ることから悪循環に。
結果 朝食を食べた方が良い
メリットとデメリットについてお話ししましたが、朝食は食べた方が良いでしょう。
その理由として、メリットであげた腸を休ませることができるという点ですが、腸を休ませるためには、ちゃんとした断食のやり方があります。
断食するために何日間かかけて食事を調整していきます。
腸を休ませるためと、いきなり朝食を抜くのは間違っています。
断食は必ず専門家の元やってくださいね。
またメリットでカロリーを減らすことができるといいましたが、食べないことは逆に太りやすくなります。
ということは朝食を食べないメリットはないということにいなります。
まとめ:朝食含め3食しっかり食べた方が良い
ダイエットや健康のためにも3食食べることは、とても大切なことです。
食べない=痩せる
と思っている人が多いですが、
食べない=太るです。
朝が辛いのは良くわかりますが、少し早く起きて朝食を食べる習慣をつけていきましょう。
未来の体を作るのは今の過ごし方です。